介護では利用者さんの状態に応じて排泄の方法が違います。

介助してトイレまで行ってできる場合はトイレでしますし、トイレまで行くのが難しい場合はポータブルトイレと言う方法もあります。

介護施設でどのような方法で排泄が行われているかについてご説明します。

施設に入居されているからと言ってすべての入居者さんがトイレの介助が必要なわけではありません。なので、自分でトイレに行ける人については自由にトイレに行かれています。

トイレも普通に扉もありますし、鍵もかかりますので何も心配はいりません。施設によっては居室にトイレがある場合もあり、その場合は自分だけが使うトイレです。

トイレ介助が必要な人はどんな人?

ただ、トイレでの横転のリスクがある人については介護者が一緒にトイレへ行き、横転しないよう介助することがあります。

車いすで過ごされている人も、車いすからトイレへ移るときに介助が必要なことが多いためトイレ介助を行うことが多いです。

認知症の入居者さんにもお声かけをして一緒にトイレへ行くことがあります。認知症だからすべての人がトイレ介助が必要かと言えばそうではありませんが、トイレに行くことを忘れてしまう場合にはお声かけをします。

トイレまで行くことが困難な場合は?

トイレへ行くことが困難な場合は居室にポータブルトイレを置くことがあります。

ポータブルトイレは簡易式のトイレですが、中に排泄物がたまりますので、ヘルパーが定期的に捨てて清潔を保ちます。

トイレが間に合わない人は?

トイレが間に合わない人に関してはパンツ型のおむつをはきます。パンツが汚れた場合にはトイレ介助時に新しいパンツへ交換します。

頻繁に交換が必要な場合は、パンツ型のおむつよりコストの安いパットを中に引いておくこともあります。

1枚が100円ほどするパンツ型おむつばかり使っていると月額にすれば大きなお金になるため1枚50円ほどで済むパットを使用します。

トイレで座ることが難しい人は?

トイレで座ることが難しい人に関しては、一番一般的に思い浮かべることのできる、マジック式のおむつを使用します。

この場合も中にパットを併用し普段の交換はパットのみで、おむつが汚れた場合と1日1回決まった時間の交換の時のみおむつも交換します。

パットには大きさがいろいろとあり、その人の尿量などを考慮してパットの大きさを決めます。

また、夜中はおむつ交換の間が長くなるので尿量が多くても大丈夫なパットを使う場合もあります。

おむつになった場合、ヘルパーは決まった時間に交換に回ります。施設によっても時間は違いますが、数時間に一回交換に回ります。それ以外の時に出た場合はコールしてもらい交換に行きます。

その他の方法

その他、あまり使われることが多くはありませんが、差し込み便器と言うものもあります。私の母親は入院した時足の骨折で全く歩いてはいけない状態だったためおむつを使用していました。

ですが、便意があってもおむつの中に便をすることができず看護師に相談をして便をするときは差し込み便器を使用していました。

おむつだと便がべっとりと付いてしまいますが、差し込み便器の場合は下に落ちるのでおしりにつかないのでまだやりやすかったようです。

車いすで生活する男性の場合、尿瓶を使い自分で排泄する人もいます。ご高齢の方より、身体障碍のある若い方が使用するケースが多いです。

トイレの前まで自分で行き、尿瓶に尿をしてトイレに捨てると言う方法です。

尿瓶とは別に男性用尿器と言うものもあります。ホースの先が広くなっておりそこに尿をすれば、ホースの中を尿が流れ、尿がたまる部分があるのでベッドで尿をすることが可能です。

たまった尿やホースの洗浄はヘルパーが行います。