このままだと仕事に影響が出てしまうし、何より一人で介護をするのは精神的に辛いので介護施設に入所してもらうべく介護保険の申請手続きを行い、その結果、要介護3の認定をもらいました。
そこで、認知症の高齢者の場合、どの介護サービスを利用すればいいですか?
最近は高齢者社会なのでいつ誰が認知症になるかは分かりません。
自分の親もいつかは歳を取ります。そうすれば当然認知症になってしまうこともあり得ます。ニュースでは老夫婦の無理心中や相手を殺してしまうという痛ましい事件が起きてしまいます。
しかし、現在はもし親やパートナーが認知症になったときでも介護サービスが受けられる体制が整っているので、親が認知症になったときに慌てないようにあらかじめ確認しておくことをオススメします。
では、家族が認知症になったらどのような介護サービスを受けたらいいのかを紹介します。
地域包括センターを利用する
ほとんどの方は質問者さんの様に、介護認定を受けてもどのサービスを利用したらよいのか迷うと思います。
その場合は、まずは地域包括センターに相談しにいきましょう。
地域包括センターは、これから介護サービスを受けるための受け皿になってくれる場所なので、センターに在籍しているケアマネージャーが申請や介護計画などをすべて仕切ってくれます。
要介護認定窓口は市区町村内に設けられているので調査員が体の状態や日常生活を調べて主治医の意見書とともに介護度が決められます。

地域包括センターは基本的に市区町村に1か所以上は設置されているので、場所が分からなければ役所の介護保険課で聞いて下さい。
介護の種類
介護保険で利用できるサービスはまずは、大きく要支援か要介護によって決められます。
要支援の人は要介護にならないための介護予防サービス、要介護なら、在宅で過ごす人向けの在宅サービスと高齢施設を利用する人向けの施設サービスがあります。
在宅サービス
要介護1~5の人が利用できる「在宅サービス」には、ホームヘルパーが調理、洗濯、掃除などの生活援助、入浴や排泄などの身体的介護をしてくれる「訪問介護」他、出かけサービスを受ける「通所サービス」や「短期入所介護」などがあります。
施設サービス
施設サービスにも様々な種類があり、特別養護老人ホーム、介護老人ホーム、介護療養型医療施設があり、介護の状態によって利用出来る施設が違います。
しかし、特別養護老人ホームは入居待ちをしている人が多いので要介護3以上の人しか新たな入居が出来なくなるので注意が必要になります。
支給額について
また、要介護2なのか要介護3なのかいくつに認定されるのはサービスを受けるにあたり、すごく重要なことです。
介護保険を利用できるのですが、1ヶ月に利用できるサービス額の上限があり、介護度によってその上限度が違ってくるからです。介護度が高いほど1ヶ月当たりの支給限度額が多いのでより多くのサービスが受けれます。ですので、限度額についてはきちんと確認しておくことが大切です。
親が認知症になり介護しなければならない場合、慌てないように、どの介護サービスを使えるのかを考えておくと良いです。
介護のレベルによってサービスも違ってくるので介護レベルをきちんと見てもらうことがまずは必要です。そして、どの程度利用するのか家族で話し合って決めましょう。
また、自治体によっては、お弁当を配達してくれる配色サービスや紙おむつの給付や購入費の女性などを行っている例も少なくないので住んでいる自治体を確認しておくと良いです。

介護は家族の負担が大きいので少しでも負担が減らせるようにあらかじめ考えておくことをオススメします。