出来なくなっていくことへの不安を和らげる為に介護者が考えること

子供は、だんだんと出来ることが増えていきますが、高齢の方は、できることが減っていきます。私たちがまだ経験をしたことのない状態で、イメージすることはできても、実際にまだ経験していない状態ですよね。

これまでできていたことができなくなっていくことへ、不安を感じているご高齢者も多くおられます。家族やヘルパーなど、関わる人ができることはどのようなことがあるでしょうか?

介護者が考え実行すること

危険が無いことについては本人にしてもらう

介護はご本人ができることについてはしてもらい、できないことをお手伝いすることが基本です。なので、時間がかかっても出来ることはご本人にしてもらうように支援しています。

家でも、できないことのみ手伝って、できることはご本人にしてもらうようにしましょう。自分の身の回りのことを自分でできるのと、人に頼まないといけないのではご本人のストレスも違います。

また、認知症の方でも、グルーフホームなどでは危険が無ければ自由に動き回っていただきます。

元々看護婦長だった入居者さんは、こまめに棚の中の物を整理されたり、ぬいぐるみの服の乱れを直してくれたりとこまめに、まるでお仕事をされているようでした。

そのことをすることで、自分らしく過ごすことができ、危険もありませんのでヘルパーは見守りのみでご本人が気が済むまでしていただいておりました。

「ありがとう」と声かけをする

手伝ってもらったときや、協力してくれた時など、ありがとうと声かけをします。人に感謝されることはうれしいことです。

肯定をする

肯定してもらえることは、とても励みになるものです。否定すると不安が生まれますが、肯定してもらえることでここに居ていいんだと思えるようになります。

失敗したときに怒らない

これまでできていたことが出くなくなり、ご本人が一番自信を無くしています。そのうえ怒られると次にやろうと言う気持ちが生まれません。

何かを失敗したときは嫌な顔をしないでフォローして上げれるといいですね。嫌な顔をされなければ、ご本人も失敗したことで自分を責める必要が無くなります。

介護技術や知識を身に着ける

今では、ネットでも簡単に介護についての記事を調べることもできますし、本も多く出ています。

講座なども開かれており、介護について知りたいと思えば、いくらでも知るチャンスを得られます。特に介護技術についてはYou tubeなどでも紹介されている動画もありますし、1000円ほど出せば介護技術についての本も売っています。

知識があると言うことは、介護が必要な人に接するときに余裕が出てきます。1つ1つのことで疲れてしまわないように、知識を身に着けておきましょう。

介護する側も、うまくいかないことがあっても自分を責めない

子供たちが親の顔色に敏感なように、ご高齢の方も、家族の様子に敏感に反応されます。なにで、一番は家族が元気に接してくれること。

そのためには、責任を感じすぎたり、ストレスをためない工夫が必要です。介護をしていると、忙しすぎて自分がストレスをためていることにすら気が付かないこともあります。

現在では、一人で介護をしなくても、いろいろな介護サービスが充実しているので、1次的に離れられる時間を作るなど、自分が元気に介護をできる環境を作ってください。

そして、介護に必死にならず、介護以外にも自分の居場所を作りましょう。1対1で介護をしていると煮詰まってしまうことがあります。

1人で抱え込もうとせず、いろいろな人にも手を貸してもらうようにしましょう。そしてうまくいかなくても、介護をしている家族の方が自分を責めないように、「また次がある!」くらいで、もし怒ってしまっても、深く考えないことも必要です。